MINATYA
AKIKO

道具は好きだけど多くない

道具が好きで、道具全般のオタクなのですが、数は多くありません。
吟味に吟味を重ねて、数年かかることもしょっちゅうです。新婚のときに白いお皿がほしくて、さんざん探したら4年かかったこともありました。

子どものころからおもちゃや本、洋服を買ってもらうときに即決できず、何時間も悩む性格だったんですね。中学生くらいになると自分で買い物に行けるようになるので、とことん雑誌で研究しました。掲載されている雑貨や洋服を真剣に眺めて、よくよく研究して原宿や代官山に買い物に行ったものです。
だから雑誌が大好きで、好きが高じてライターになったわけ。子どものころのわたしを知る友人からは「やっぱりライターになったんだね」と言われて、なんだか嬉しかったな。

道具好きだと数が増えてしまいそうですが、結婚を機に転機がありました。
それはオットのお母さんとの出会い。

お母さんは本当にきれい好きで、家中どこでもピカピカ。それでいてきれいすぎる息苦しさがないんですね。特におしゃれな家でも、こだわりの道具や家具が揃っているわけでもないんだけど、道具や家具のひとつひとつが現役選手のみ ! なのです。

うちの両親はとにかく道具も洋服も捨てられない人たちだったので、カルチャーショックでした。でもその心地よさを目の当たりにして、少しでも近づけるようにと暮らしているのです。

デュラレックスのグラスは新婚のときにF.O.B COOPで買ったもので、もうすぐ15年。ほんとに丈夫なのね!

デュラレックスのグラスは新婚のときにF.O.B COOPで買ったもので、もうすぐ15年。ほんとに丈夫なのね!